チャプター 199

私はうなずき、これ以上彼女と関わりたくなくて、ドアを閉めかけた。

だがアジュールが一歩踏み出し、私の腕をつかんだ。

「いったい何をしてるの?」私は苛立ちながら、腕に置かれた彼女の手をにらみつけた。

それ以上言い合う間もなく、近くから冷えた声が飛んできた。「アジュール?」

次の瞬間、私は触れてもいないのに、アジュールはひとりで床に崩れ落ちた。

胸を押さえ、苦しみにのたうつような顔をしている。

見上げると、ガブリエルが駆け寄ってきた。私の横をすり抜け、アジュールを起こそうとする。

「エンバー、私、あなたが私を嫌ってるのは分かってる……」アジュールは言い切らなかった。だが、それで十分だ...

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